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構造体と基礎だけを残して、あとは全部解体した。屋根も、外壁も、断熱も、窓も。

種 別:戸建フルリノベーション(建売住宅・スケルトンリノベ)
エリア:群馬県高崎市
築年数:築22年程度(建売住宅)
延床面積:約35坪・115㎡
工事内容:屋根・外壁・断熱・窓サッシ・水回り・間取り・内装 全面解体・新設
リノベ費用:2,460万円(家具・照明・カーテン等インテリア一式含む総額)
気密測定:改修後 C値 0.8
補助金:高崎市屋根改修補助金(アスファルトシングル)を活用

「これは、リフォームではない。」

解体が始まったとき、そう思った。屋根を剥がし、外壁を撤去し、窓サッシを抜き、床をめくり、断熱材をすべて取り出す。構造体と基礎だけを残して、築22年の建売住宅は内側を全部やり直すことになった。

それが必要だった。

建売住宅の断熱材は、グラスウールがカビや欠損だらけだった。窓は単板ガラスのまま。外壁も、屋根も、中身を確認してみると「このまま使える」と言えるものは何もなかった。部分的に直すより、全部やり直す方が正直で、長持ちする。そういう判断だった。

断熱は壁に吹き付けウレタン、天井裏にセルロースファイバーを吹き込んだ。窓はYKKAP APW330に全面交換。工事完了後に気密測定を行い、C値0.8を確認した。数値だけでなく、体で感じられる変化がある。冬の朝、以前とは明らかに違う。

屋根はアスファルトシングルに改修した。高崎市の屋根改修補助金の対象となり、資金計画に組み込んだ。外壁はアイジー工業の「SF-ビレクト」を採用。軽量で耐候性が高く、仕上がりのシャープさが建物の印象を引き締めた。

間取りも変えた。I型の壁付けキッチンを造作対面キッチンに。1坪の洗面脱衣室にあった洗濯機置き場を廊下の物入に移設し、1階の和室をランドリースペースと兼用にすることで、キッチンからリビング、和室、廊下までの生活動線がひとつながりになった。

キッチンはTOCLAS「Bb+」のブラック。当時はまだ珍しかった黒いキッチンを、カタログやネットで調べ、ショールームまで足を運んで選んだ。今では見慣れた色かもしれないが、この現場ではそれが正解だった。

1坪のウォークインクローゼットは書斎に転用し、入り口には隠し扉を設けた。洗面所はツインボール洗面台とアイアンのミラー。エコカラットをアクセントに使い、床はオークの突板フローリング、水回りはブラックな石目調フローリングで仕上げた。

テレビボードはTGFオリジナルのオーク突板システム収納。寸法も扉の割り付けも、この部屋のためにつくった。インテリアはティーズガレージファニチャーのセレクト家具でコーディネートした。HERMOSAとARTWORK STUDIOの照明。そして、TGFが初めてつくったオリジナルソファー「Ts1」をこの家に置いた。

骨だけになった建売住宅が、ここまで変わる。それがフルリノベーションの意味だと思っている。

使用した設備・仕様

アイテム・仕様 詳細・メーカー
断熱 壁:吹き付けウレタン断熱 天井裏:セルロースファイバー吹き込み
窓サッシ YKKAP APW330(全面交換)
外壁材 アイジー工業「SF-ビレクト」
屋根材 アスファルトシングル(高崎市屋根改修補助金対象)
キッチン TOCLAS「Bb+」ブラック(造作対面キッチン)
床材(居室) オーク突板フローリング
床材(水回り) ブラック石目調フローリング
テレビボード TGFオリジナル造作・オーク突板システム収納
ソファー TGFオリジナル「Ts1」
照明 HERMOSA(ハモサ)・ARTWORK STUDIO(アートワークスタジオ)
アクセント LIXIL エコカラット
洗面台 ツインボール洗面台+アイアンミラー(造作)
気密測定 改修後 C値 0.8
設備 プロパンガス→オール電化

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