種 別:オフィスリノベーション(住居→不動産会社事務所)
エリア:群馬県高崎市
構造:軽量鉄骨造(ALC外壁)
工事内容:外壁カバー工法(ガルバリウム鋼板)/玄関木製建具3か所/窓ガラス交換(LOW-e複層ガラス)/アイアン造作階段2か所/内装・間取りフルリノベーション
主な空間特徴:大型バルコニー/カフェ風カウンターデスク(フリーアドレス)/畳小上がり休息スペース/オープンミーティングスペース
リノベ費用:非公開
「自社のスタッフが誇りを持って働ける場所にしたい。」
高崎市内の不動産会社様からいただいた、その一言がすべての起点だった。物件は、元・住居として使われていた軽量鉄骨造の建物。構造は健全。でも、オフィスとしての顔も機能も、ゼロからつくり直す必要があった。
外を変えると、会社の印象が変わる。
まず手をつけたのは外皮だ。既存のALC外壁の上にガルバリウム鋼板をカバー工法で施工。既存外壁を解体せずに上から覆うため、工期を抑えながら耐候性と美観を一新できる。正面玄関回りの窓はLOW-e複層ガラスに交換した。訪れるお客様が最初に目にする「顔」の部分だけを重点的に整える。それだけで、外観から伝わる会社の印象は変わる。
玄関扉は3か所すべてをオーダーの木製扉(ビンテージ仕様)へ。ガルバリウムのマットな質感と木の温もりを組み合わせることで、無機質にならない、人を迎え入れる佇まいをつくった。
2階へ上がると、空がある。
1階は駐車スペース。階段を上がって2階のエントランスへ向かうと、広々としたバルコニーが迎えてくれる。仕事の合間に外の空気を吸える場所。太陽の光を感じながら、少し立ち止まれる場所。それだけで、1日の仕事のリズムが変わる。オフィスに「外との接点」をどうつくるかは、働く人の満足度に直結する問いだと思っている。
「集中」と「緩み」が共存するオフィス。
内装でこだわったのは、気持ちの切り替えができる空間構成だ。営業スタッフのワークスペースはカフェスタイルのカウンターデスクを採用したフリーアドレス形式。固定席をなくすことでチームの会話が自然と生まれ、来客との打ち合わせにも自然に使えるオープンな雰囲気になった。
疲れたときに「ちょっと横になれる場所」も、このオフィスには用意した。畳の小上がり休息スペースは、来客の待合いとしても機能する。「ここで働きたい」と思わせる、このオフィスの象徴的な場所になった。
そして2か所の既存階段を解体し、スチールと木材を組み合わせたアイアン造作階段へ架け替えた。鉄骨造という構造の「素直さ」をそのまま意匠として見せることで、インダストリアルでありながら温かみのある空間が生まれた。
この建物が持っていたポテンシャルを、働く人のための場所へ転換する。それがこのリノベーションの、最初から最後まで変わらなかったテーマだった。
使用した建材・設備
| アイテム | 詳細 |
|---|---|
| 照明 | HERMOSA(ハモサ)・ARTWORK STUDIO(アートワークスタジオ) |
| 外壁材 | ガルバリウム鋼板(カバー工法) |
| 玄関建具 | オーダー木製扉・ビンテージ仕様(3か所) |
| 窓ガラス | LOW-e複層ガラス(正面玄関回り) |
| 階段 | アイアン造作階段・スチール×木材(2か所) |
| カウンターデスク | カフェ風造作カウンター(フリーアドレス対応) |
| 休息スペース | 畳小上がり(縁なし畳) |
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