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何もないスケルトンだったから、すべてを自分たちで決められた。60坪の倉庫に、汗と意志が宿る場所をつくる。使う人の顔が見えていたから、妥協しなかった。

種 別:店舗リノベーション(倉庫→ボクシング・格闘技ジム)
エリア:群馬県高崎市
構造:軽量鉄骨造
延床面積:約60坪
工事内容:スケルトンからのフルリノベーション/LGS天井・外壁・間仕切り壁新設/断熱材充填/床組(束工法)/水回り新設(シャワーブース・洗面・トイレ)/電気配線・ガス管全面新設/造形モルタルエントランス
リノベ費用:非公開

「自分が会員だったら、こうあってほしい。その答えを全部、この60坪に詰め込んだ。」

ボクシング・格闘技ジム「BRAVE FIGHT CLUB」の店舗リノベーション事例です。オーナーの田中将士氏とは、プロジェクト当初から意気投合しました。私自身、かつてプロボクサーとして試合に臨んだ経験があります。「使う人の顔が見えている現場」は、設計の解像度がまるで違う。だからこの仕事は、最初から最後まで本気でした。

スケルトンだったから、すべてを一から決められた。

もともとこの建物は、建築会社の資材置き場として使われていた倉庫でした。店舗として使うには、文字通り「何もない」スケルトン状態。壁もない、天井もない、水回りも電気もガスも、すべてゼロからつくる必要がありました。

LGSで天井・外壁・間仕切り壁を新設し、断熱材を充填。床は束工法で60坪の延床面積を構成しました。水回りはシャワーブース・洗面・トイレをすべて新設。電気配線・ガス管も一から引き直しています。スケルトンであることは、制約ではなく自由でした。「動線をどう取るか」「どこに汗を拭く場所をつくるか」——すべてを使う人の目線で決めることができた。

エントランスは、この店の「宣言」になる。

最後に手をつけたのが、建物の顔であるエントランスです。素材に選んだのは、造形モルタル。職人の手によって、表情豊かなテクスチャーが生まれます。塗って、削って、重ねて——既製品では出せない質感と存在感がある。「ここに来れば、何かが変わる。」そう感じさせるエントランスをつくりたかった。訪れた人が、扉を開く前から気持ちが切り替わるような場所を。

集客できる店舗とは、空間が語りかける店舗のことだ。

店舗リノベーションにおいて、私たちが大切にしていることがあります。それは「その店に来たい理由を、空間がつくる」ということです。「どんな人に来てほしいか」「来た人にどう感じてほしいか」。その問いに正直に向き合った空間だけが、口コミと再訪を生む。BRAVE FIGHT CLUBは、その答えを体現した一棟です。

使用した建材・設備

アイテム 詳細
カウンター オリジナル造作カウンター、スツール
外壁・天井・間仕切り LGS(軽量鉄骨下地)+断熱材充填
束工法による床組(60坪)
水回り シャワーブース・洗面台・トイレ 全新設
電気・ガス 配線・ガス管 全面新設
エントランス 造形モルタル仕上げ(左官造作)

この空間が生まれた場所

BRAVE FIGHT CLUB(ブレイブファイトクラブ)
群馬県高崎市にあるボクシング・格闘技ジム。初心者から経験者まで、「強くなりたい・変わりたい」という意志を持つすべての人を迎えます。
公式サイト:https://brave-fc.com/

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