リノベーションについて思うこと

私が港区六本木の不動産会社で働いていた2006年頃リノベーションと言う言葉自体世の中に浸透していなくて、初めて耳にしたのが、ブルースタジオと言う会社が手掛けた「リノベーションマンション」を見に行ったのがきっかけだったと思います。

先輩からブルースタジオのオープンルームが公開されているから見に行こうと誘われ、「リノベーション？ブルースタジオ？」って何？って感じで聞くと、「よくわかんないけどリフォームのすごいバーションで、ブルースタジオは超おしゃれなリノベーションをする設計事務所」と言われました。

わくわくしながら見に行き、一番最初に感じたのは中古マンションと言うより、おしゃれな店舗だなと。

まず、間仕切りや建具がないのでとにかく広い。当時は25㎡ぐらいの２DKのアパートに住んでましたので、これ完全に店舗だよね笑と言った感じです。

次にキッチンに吊戸や背面収納がなく、これお皿や鍋どこにしまうの？と思いました。

築４０年ぐらいの２０００万円～３０００万円ぐらの中古マンションを、ブルースタジオがリノベーションを手掛けることにより、販売価格が５０００万円とかになるんだよと聞いて衝撃を受けました。

当時会社の上司から、契約者が退去したマンションは退去クリーニングや現状回復工事をするんだけど、どれだけ業者や職人をたたいて安く工事をさせるかがカギだと言われていました。

工事の内容なんてどうでも良くて、安くて、きれい（見た目だけ）になっていればいいと。

長らく入居者が決まらず空いてしまっている部屋は、賃料を下げるか、ペットOKにするかぐらいの提案をしていた時代に、ブルースタジオにリノベーションを依頼すると、あっという間に契約者が決まると言われ、リノベーションとはブルースタジオが考えた言葉なのかと思うほどした。

それから、ブルースタジオのメール会員になり、新しいリノベーション物件情報が届くとずっと施工写真を眺め、いつかブルースタジオが手掛けた物件に住みたい！と思うようになりました。

2011年に母親の病気が発覚し、地元の群馬県に戻る決意をしました。

賃貸アパートやマンションを探すのですが、リノベーション物件に住みたいと不動産屋に伝えても、リノベーション？ってみんないい、「あ～あ～リノベーション物件ね」と、クロスを貼り替えただけのリフォーム物件を紹介してきました。

あー群馬じゃまだリノベーションって、不動産屋ですら知らないんだなーと思いました。

2019年の現在ですらアットホームを見ていると「リノベーション物件」と記載のある情報を見てみると、「クロスとCF張替えただけかよ笑」となることがあります。

2014年頃付き合いのあった建築ブローカーがいるのですが、なんでもかんでもリノベーションと言う言葉を連発しデザイナー気取りでやな感じだなと。

クロスなんて安く貼り替えてくれればなんでもいいよ！

クロス張替えは材工で平米600円とか、1Kの退去清掃8千円とか、もう職人を馬鹿にして、完全に下に見ている不動産会社の担当さんが多いことにびっくりです。

でも実際は大家さんや、入居者にクロス張替え1200円、1Kの退去清掃3万円とか請求するんだからすごいですよね。

話がだいぶそれましたが、群馬県のリノベーションは偽物が多く、都内に比べてまだまだ遅れていますが「群馬でリノベーション」と言えばティーズオールワークスでしょ！って言われるような会社になりたいです。

高崎市の不動産会社のMさん、個人の職人のWさん、自分の同級生のH君はハイセンスなデザインでリノベーションを手掛けてます！

水回りリフォーム、中古マンションや中古住宅のリノベーションはお任せ下さい。

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